四十肩、五十肩とは

こんにちは。

今回は「四十肩、五十肩」について詳しくご紹介します。

40代〜60代の方に多く見られる症状で、突然腕が上がらなくなったり、夜間にズキズキと痛みを感じたりすることが特徴です。「そのうち治るだろう」と放置してしまう方も少なくありませんが、放置すると長期間の不調に悩まされるケースもあります。罹患年齢で四十肩や五十肩と呼び分けられますが、症状的には同じです。

四十肩や五十肩にお悩みの方、または「もしかしてこれが四十肩？五十肩？」と不安に思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

※ここからは四十肩と五十肩を合わせて五十肩と呼ぶようにします。

◆ 五十肩とは？

五十肩は正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれるもので、肩の関節や周辺の筋肉、腱などに炎症が起き、可動域が制限される状態です。

名前の通り、５０歳前後に発症しやすいことから「五十肩」と呼ばれていますが、40代で発症する「四十肩」も同じ症状を指します。

【主な症状】

• 肩を上げたり後ろに回したりすると痛い

• 夜間、寝返りで目が覚めるほど痛む

• 肩の動きが制限され、着替えや髪を結ぶ動作が困難になる

• 徐々に痛みが引いても、可動域が戻らないことがある

◆ 五十肩の原因は？

五十肩のはっきりとした原因はまだ完全には解明されていませんが、加齢によって肩関節周辺の組織（関節包や腱板など）が硬くなり、炎症や癒着が起こることで発症すると言われています。

また、デスクワークや運動不足などで肩を動かす機会が少ない方に多く見られ、血流の悪化や筋肉の緊張がきっかけになることもあります。

◆ 自然に治る？放置して大丈夫？

五十肩は、症状の進行に応じて「急性期」「慢性期」「回復期」と段階的に変化していきます。

• 急性期（炎症が強い時期）：ズキズキとした痛みが強く、動かさなくても痛いことが多い

• 慢性期（痛みは和らぐが動きが悪い時期）：痛みは落ち着くものの、肩の動きが悪くなる

• 回復期（徐々に動きが戻ってくる時期）：可動域が少しずつ改善されるが、完全に元に戻るとは限らない

確かに、五十肩は時間の経過とともに自然に良くなることもあります。しかし、回復までに1〜2年かかることもあり、放置しておくと関節が固まってしまい、動きが完全には戻らないケースもあります。

◆ 整骨院でできる五十肩ケア

整骨院では、患者様の症状に応じた施術を行い、痛みの軽減と可動域の改善を目指します。

【主な施術内容】

• 炎症期には無理な運動は避け、患部の安静と炎症を抑えるためのアイシングや軽い手技療法

• 慢性期以降は、筋肉や関節をほぐす手技療法、電気療法、温熱療法などを行い、動きをサポート

• 症状に応じた自宅でできるストレッチやリハビリ指導

痛みが落ち着いたからといって何もしないと、肩関節が固まったままになってしまうこともあります。症状の進行に合わせた適切なケアを受けることが、五十肩の早期改善につながります。

◆ 五十肩は早期対応がカギ！

五十肩は、早めに適切な施術を受けることで、痛みの軽減や可動域の回復が期待できます。

「年齢のせいだから仕方ない」と我慢せず、少しでも違和感を覚えたらお気軽にご相談ください。

当院では、丁寧な問診と検査をもとに、お一人おひとりの症状に合わせた施術プランをご提案しています。

つらい肩の痛みや違和感でお悩みの方は、どうぞお気軽に当院までご来院ください。

■ おわりに

五十肩は、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、長期化すると肩の機能が大きく損なわれることもある症状です。しかし、適切なケアとセルフケアを組み合わせることで、多くの方が改善を実感されています。

「まだ大丈夫」と思わず、違和感を感じたその時がケアのタイミングです。

一人で悩まず、ぜひご相談ください。

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