なぜ足はつりやすい?

なぜ足はつりやすい?

こんにちは。

 

夜中や朝方に、、、

「痛い!」 「足がつった!」

そんな痛い経験はございませんか。

 

就寝中や運動中の足の筋肉がつることは、こむら返り 「腓腹筋痙攣」とも呼ばれちょっとしたキッカケや突然の痛みで起こるものです。

寝ている時に急に足がつっては睡眠が障害されて心地よく寝れた気になりませんし、起床時に違和感が残ってしまうことも多いでしょう。

 

なぜ突然足などに強い痛みが出てしまうのでしょうか。

 

〇足がつる原因

▷血行不良

筋力の低下や冷えによってふくらはぎの血液循環が悪くなることがあります。

就寝中や早朝は特に気温も下がり、体温も下がりやすくなる時間帯で、様々な条件が重なることで循環不良になって足がつりやすくなります。

▷水分の不足

運動中はもちろん汗をかくことが多いですが、就寝中も実は汗をかいています。

就寝中は寝ているので水分が不足気味になってしまうことも多く、汗をかくことで体内の電解質のバランスが崩れ足がつりやすくなります。

特に高齢などで、夜間に尿意を催しやすい方は水分の摂取を控え気味にしていることもあるので、足がつりが目立ちやすいこともあります。

▷ミネラル(電解質)の不足

神経が筋肉に働きかける伝達をするためには、カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル成分が必要不可欠となってきます。

不足になっていまうことで、筋肉への伝達が上手くいかず、足がつる原因となります。

特にカルシウムやカリウムは神経伝達を円滑にする働きをもち、この二つのバランスを調整するマグネシウムは不足すると筋肉の機能低下も引き起こすと言われています。

 

〇筋肉の機能

私たちの身体の中にある筋肉は伸びたり縮んだりする機能がありますが、無理な伸び縮みをしていると筋肉を痛めてしまうのでそれを防ぐために二つのセンサーが備わっています。

伸びすぎを防ぐ「筋紡錘」縮みすぎを防ぐ「腱紡錘」です。

特に足がつってしまうのは、「腱紡錘」の働きが低下し、筋肉が普段以上に収縮しすぎることで痙攣を引き起こします。

冷えや筋力低下、脱水によっても腱紡錘の機能は低下しやすくなります。

妊娠中はミネラル不足が起こりやすいので、それが足のつる原因となっていることもあります。

 

〇対策

▷湯船に浸かる

シャワーなどでサクッとお風呂を済ませていませんか?

湯船にしっかり浸かることで深部から身体を温めることができ、血流を促進させることができます。

リラックス効果も高いので積極的に取り入れるようにしましょう。

▷ストレッチ

足のストレッチは足がつらないように対策することに関してとても重要です。

足首をグルグル回したり、ふくらはぎをグーっとゆっくり伸ばすようにすることで筋肉の緊張を緩める効果があります。

いきなりグッと伸ばしすぎると足がつる原因になるので、ゆっくりじんわりと伸ばすようにしましょう。

▷水分補給

睡眠前にはコップ一杯の水分補給が推奨されています。

できれば白湯のような常温のものが望ましいです。

一気飲みや冷たい物を流し込むと足がつる原因になってしまうので、一口ずつゆっくり飲んでから寝るようにしましょう。

▷ミネラル(電解質)の不足予防

ミネラルが含まれている食品の摂取を心がけましょう。

過剰に摂取することが必ずしも良いということではないので、一日の摂取量は気を付けて下さいね。

 

〇まとめ

今回は夜間や朝方に急に起こる足のつりについてでした。

予防や対策をきっちりおこなっていたとしても、その日の体調やちょっとした環境の変化などによって足がつってしまうことがあります。

そのほか、どれだけ対策をしてもつりやすいなという方は、一度ふくらはぎなどに鍼をしてみるのが良いかもしれません。

鍼をふくらはぎのつりやすい部分に施すことで、その部分の筋肉の硬さの緩和や、血行改善によって足のつりがマシになることがあります。

当院でもそういった鍼施術は対応しておりますので、何か気になる症状がございましたらご相談下さい。

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