首や肩の痛み

首や肩の痛み

こんにちは。

 

今回は首や肩の痛みについてまとめていきましょう。

 

タブレットやスマホ、PCの普及により首や肩の痛みを経験したことのある人がほとんどでしょう。

頚肩部痛は頚肩部に痛みが限定しているものと、頚肩部のみならず腕まで痛みが出ているものの、二つに大別されます。頚肩部に痛みが限定しているものとしては肩こりや頚椎椎間板症、頚椎椎間関節症など筋肉や関節の問題が一般的です。また、心臓疾患では左肩に、胆嚢や肝臓疾患では右肩に痛みが出現することもあり、内臓からの関連痛が頚肩部痛の原因となることもあります。

筋肉や関節に関する痛みは頸部や肩関節の動きに伴って痛みが悪化することが一般的であるのに対して、内臓からの痛みでは頸部や肩関節の動きと症状に関連性がないのが特徴です。

 

一方、頚肩部から腕にかけて痛みやしびれを訴える疾患には頚椎症や胸郭出口症候群など神経に伴う痛みと、むち打ち症などの肩や頸部の筋肉の痛み、さらには肺がんなどの肺病変が腕を支配する神経を障害することにより痛みが起こる、パンコースト症候群などの痛みがあります。

神経が原因の場合、痛みやしびれは障害された神経に関連したエリアに起こること、運動障害を伴うことなどが特徴です。

筋肉が原因の場合、筋肉内にあるトリガーポイントと呼ばれる部分が腕などに痛みを誘発することが知られており、特定の動作で痛みが悪化します。パンコースト症候群では、痛み以外にも眼瞼が下垂するなどホルネル徴候と呼ばれる所見が認められます。 治療はそれぞれの原因に対して行われますが、運動障害や感覚異常が著しいタイプでは、手術療法の適応となります。

 

 

 

ここまでの情報をまとめると

 

  • 原因が神経・・・頚椎症性脊髄症・神経根症・胸郭出口症候群など

症状・・・しびれを伴うことがある感覚や運動障害がみられる

  • 原因が骨・・・変形性頚椎症など

症状・・・動き始めに特に痛みが認められる

  • 原因が関節・・・頚椎椎間関節症など

症状・・・頸部に限局した重だるい痛み 頸部の後屈・後側屈で症状が悪化する

  • 原因が筋肉・・・肩こりなど

症状・・・頸部または腕に広がる重だるい痛み 動作により症状が悪化する

  • 原因が内臓・・・左:狭心症、心筋梗塞 右:胆嚢疾患・肝臓疾患 右または左:パンコースト症候群など

症状・・・痛みの変化と動作には関連性はない 動機や息切れなどの症状が認められる

  • 原因がその他・・・頚椎椎間板症など

症状・・・頸部に限局した重だるい痛み

 

となります。

頚肩部の神経支配のエリアは、頸部が1~8までの神経が、胸部は1~12までの神経がそれぞれ決まった場所を支配しています。これをデルマトームと呼び、傷害された神経により痛みやしびれの出現する部位が異なります。

 

 

 

一言に、肩や首の痛みと言っても原因や症状が疾患ごとに異なったりします。今感じている症状と照らし合わせてみると自分の頚肩部痛の原因がわかります。 原因がわかれば原因にあった対策を行えばいいので、自身の状態を積極的に把握していきましょう。

 

 

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