骨盤の仕組み

骨盤の仕組み

こんにちは。

 

あらゆる場所で整骨院や整体院があり、「骨盤矯正」と掲げている場所があります。

当院もそのうちの一つです。

 

では、なぜ骨盤が大切だとされているのでしょうか。

骨盤の仕組みを理解していないとその大切さがわかりません。

 

〇骨盤のしくみ

骨盤は一枚の骨で出来上がっている訳ではなく、複数の骨が組み合わさってできています。

お尻側の中央部分に位置する逆三角形のような形の「仙骨」

仙骨の下に位置する「尾骨」

仙骨と尾骨の横から左右に羽のように広がる二つの「寛骨」

寛骨は「腸骨」と「恥骨」と「坐骨」が組み合わさったもののことを「骨盤」と言います。

 

仙骨と腸骨のつなぎ目を「仙腸関節」

腸骨から身体の前方の方に伸びた骨を「恥骨」でつながった部分を「恥骨結合」と言います。

複数の骨同士が、強い靭帯や軟骨で固定されています。

固定されているからといって全く動かないわけではなく、何らかの原因や負荷などがかかることで伸びたりねじれたりで歪むようなことがあります。

 

〇骨盤の役割

▷身体を支える働き

骨盤は体の中心部分に位置するため、上半身と下半身をつなぐ部分に位置します。

坐骨が主に上半身をしっかりと支える部分になり、骨盤が歪み坐骨の位置が正しい場所に無い場合は負担のかかり方がアンバランスになり腰痛や股関節痛、肩こりなどを引き起こす原因となります。

 

▷歩行を助ける

歩行時、足の接着時に発生する衝撃を関節は吸収する働きがあります。

順番に足関節→膝関節→股関節→骨盤へと吸収することで身体に余計な負担をかけすぎないで済む形となっています。

 

▷骨盤内臓器を守る(内臓を守る)

骨盤内には内臓や生殖器などがあり、骨盤はこれらのモノを支えて守っている役割を担っています。

骨盤の状態が悪くなれば内臓などが下垂し、下腹がポッコリしやすくなります。

 

骨盤周辺のお悩みは特に女性の方が多いことが特徴です。

 

〇骨盤のトラブルの原因

▷筋肉量が少ない

骨盤周辺の筋肉は骨と臓器を支持するという大切な役割をもっています。

しかし、筋肉量が減少し骨盤の中の臓器を支えきれなくなると良い姿勢を保つことが難しくなり、骨盤の歪みに繋がります。

特に女性は男性ホルモンである「テストステロン」という筋肉を作るホルモンの量が少ないため、骨盤周辺の筋肉が落ちやすい傾向にあります。

 

▷骨盤低筋群が緩む

骨盤底筋群が緩む原因はいくつかあります。

女性にはあって、男性には無いものは「膣」です。

男性には尿道と肛門の2つのみ骨盤周辺には穴がありますが、女性には尿道と肛門と膣の3か所穴が存在しています。

穴があるということは、筋肉のつながりが弱いということなので骨盤底筋が発達しにくい傾向があります。

骨盤自体の面積も狭く骨盤底筋が緩みやすいということです。

その他、女性は出産を経験されることがあるかと思います。

分娩時に経膣出産だと赤ちゃんが産道を通って出てきますが、そういった際に骨盤は大きく開き歪むことで骨盤底筋群を緩ませる可能性があります。

骨盤周辺の筋肉はそのまま何もしないでいると緩んでいく一方ですので、骨盤底筋群をしっかり働かして鍛えてあげる必要があります。

筋肉の調子が良くなると血液循環も良くなりやすく、内臓も活発に動きやすくなります。

 

〇まとめ

骨盤は筋肉などとの関わりが深く人間が生活していくうえでとても大切な部分になります。

骨盤が開いた状態や歪んだ状態を放置していると、正しい姿勢がとりにくくなり思わぬ身体の痛みやしんどさがでてきたり、尿漏れなどの原因にもなりえます。

骨盤矯正ではそういった調子の崩れてしまった骨盤を少しでも改善させるように働きかける施術となっています。

少しでもご興味がある方は一度受けてみてはいかがでしょうか。

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