秋に向けての身体づくり

こんにちは。

今回は秋に向けての身体作りについてまとめていきましょう。

 

夏の暑さが落ち着き、朝晩の風に少しずつ涼しさを感じるようになると、私たちの身体も季節に合わせて変化していきます。秋は「食欲の秋」「スポーツの秋」と言われるように、活動しやすくなる季節。しかし、季節の変わり目は体調を崩しやすく、夏の疲れが表面化する時期でもあります。当院では、この時期の体調管理と身体作りをとても大切に考えています。

 

夏の疲れが秋に出る理由

夏は高温多湿の影響で、知らず知らずのうちに体力を消耗しています。冷房の効いた室内と外気温の差、冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎによる内臓の冷え、寝苦しい夜による睡眠不足などが重なり、秋口になると「だるい」「肩こりがひどい」「腰が重い」などの不調として現れます。

東洋医学では、秋は「肺」と深い関係がある季節とされています。肺は呼吸だけでなく、皮膚や免疫機能とも関わりが深い臓器です。この肺の働きが落ちると、風邪をひきやすくなったり、肌荒れが出たり、呼吸が浅くなり疲れが取れにくくなります。

鍼灸で整える秋の体調

鍼灸治療では、夏の疲れで滞った気血の流れを整え、自律神経を落ち着かせることで、回復力を高めます。特におすすめなのが、

• 胃腸の調子を整えるツボ（足三里、中脘など）

• 自律神経を落ち着かせるツボ（内関、神門など）

• 呼吸を深くするツボ（天突、尺沢など）

これらのツボを刺激することで、体内の巡りが良くなり、冷えやだるさ、肩こりの改善にもつながります。

ケアと運動指導

秋は運動を始めるのに最適な季節ですが、急にハードな運動をすると腰痛や膝痛を招くことがあります。当院では、骨盤や背骨の歪みを整え、正しい姿勢で運動できるようサポートしています。体幹を安定させる簡単なエクササイズや、肩甲骨まわりのストレッチを指導することで、ケガの予防とパフォーマンスの向上が期待できます。

日常生活でできる秋の身体作りポイント

1. 深呼吸を意識する – 涼しい朝に窓を開け、深呼吸をすることで肺を活性化。

2. 温かい食事を摂る – 冷たい飲食物を控え、スープやお味噌汁などで内臓を温める。

3. 軽い運動を習慣化 – ウォーキングやストレッチで血流を促進。

4. 質の良い睡眠を確保 – 早寝早起きを心がけ、体内時計を整える。

 

まとめ

秋は心身ともに整える絶好のチャンスです。夏の疲れを残したまま冬に入ると、冷えや免疫力低下につながり、風邪やぎっくり腰、関節痛を起こしやすくなります。鍼灸や骨盤矯正で体調を整え、運動や食事で自分自身の回復力を高めることが、秋から冬を元気に過ごすカギになります。

当院では、患者さま一人ひとりの体調や骨格の歪みを検査し、施術・セルフケア指導を行っています。一人ひとりにあった骨格の歪みからその方に必要な筋肉や伸ばしてほしい筋肉などをお伝えさせて頂きます。

 

気になる症状や、お悩みなどがありましたら一度ご連絡ください。

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