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こんにちは。
今回は身体に現れるシビレについてまとめていきたいと思います。
シビレは、感覚が部分的、または完全に消失した状態をいいます。ビリビリとかピリピリ、ジンジンなどと表現される場合があり、顔、肩、背中、腕、腰、脚、手指など身体の一部に表れる他、左右の半身で現れることもあります。
皮膚にあるセンサーが刺激を受けて、全身に分布する末梢神経から脊髄を通って、脳に伝わります。脳から発信された信号は脊髄、末梢神経に伝わります。この刺激を伝達する経路が障害されると、異常な刺激が脳に伝わって、シビレを感じます。
経路の障害については様々な場合があります。
脳、脊髄、末梢神経など障害される場所によって症状の出方は様々で、事故などの外傷を起因とする場合もあります。 それ以外にも代謝・栄養の異常(糖尿病、ビタミンの欠乏、アルコール多飲など)によってもシビレが生じます。
全体として高齢者の方に多くみられるシビレですが、中年の男女にもみられます。例えば、人差し指から中指のシビレがみられることが多い手根管症候群は40歳代以降の女性に多くみられます。手首に負担がかかる生活をしている人、妊娠、糖尿病、更年期などホルモンの変化がみられる人に起こりやすいです。
小指、薬指にシビレがみられる肘部管症候群は、子供のころの骨折や加齢により、肘が変形した人、野球、柔道などで肘を酷使してきた人にみられます。
脊椎に関連してシビレを起こす病気では、頸椎症性脊髄症、頸椎症性神経根症、腰部脊柱管狭窄症、腰痛変性すべり症、腰椎分離すべり症、頸椎・腰椎椎間板ヘルニアなど多くの脊椎疾患でシビレが生じます。
末梢神経に関連してシビレを起こす疾患では、脊椎から神経が出て抹消神経に圧迫が加わってシビレが生じます。病名では、手根管症候群、肘部管症候群、ギヨン管症候群、大腿外側皮神経麻痺、腓骨神経麻痺、足根管症候群、などがあります。
長く続くシビレには、重大な病気が隠れているかもしれません。
専門の医療機関を受診して、原因を特定するようにしましょう。
姿勢の悪さや血流の悪さ、身体の使い方が原因のシビレは当院へご相談ください。
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