肩の動きと背骨の関係

肩の動きと背骨の関係

こんにちは。

 

今回は肩の動きと背骨についてまとめていきましょう。

 

肩の動きは背骨が起点になって行われます。たとえば、バンザイの動作ですが一見、腕と肩だけを動かしているように思えますが、背骨が伸展するから肩関節が動きます。上腕骨や、鎖骨、肩甲骨だけでも肩はある程度は動きますが、耳の横までしっかりと180度肩を上げるためには背骨の動きが必要不可欠です。

肩甲骨は胸郭の上に乗っています。肩甲骨を動かすためには胸郭の動きが必要であり、胸郭がしっかり動くためには背骨の動きが必要です。

背骨が動かないと胸郭が動かない。胸郭が動かないから肩甲骨が動かない。つまり、背骨が動かないと肩の動きも制限されるということになるわけです。

なので、四十肩や五十肩などで肩が上がらないという人に肩の施術だけをしてもなかなか治らないわけです。背骨の伸展が悪いために肩を痛めている、という可能性が考えられるわけです。

 

痛みがあるところは、一か所に集中してその部位を使っていると考えられます。別の部位をつかって身体を連動させれば動作はできます。たとえば、頭をまわしたいときは首だけをつかって頭を回すこともできますが、背骨を動かせば首を動かさなくても左右に向くことが出来ます。にもかかわらず、背骨を動かさずに首だけで動いてしまうから、首に慢性的な痛みが出てしまいます。さらに言うと、背骨を使わないために背骨が硬くなってしまい、いざ使おうにも使えない状況になってしまいます。

 

背骨が硬くなる理由

では、なぜ背骨が硬くなり、動かなくなるのか?ですが、理由をまとめていきましょう。

1.動かさないから

筋肉は収縮したり弛緩したりしますが、動かさないと血流が悪くなり、酸素や栄養素が筋肉に十分行き届かずに硬くなります。パソコン作業や運転など同じ姿勢を続けていると、筋肉が動かず、緊張によって疲労がたまります。体幹を使わず、楽をして動作を行う癖がつくと、手足だけを使った動作になってしまい、背骨を使えず、硬まってしまいます。

 

2.ケア不足

運動前後のケアの不足が理由として挙げられます。

本格的にスポーツを行っている人であれば、試合や練習後などにケアを行いますが、趣味程度に運動を行っている人は準備運動もそこそこで、運動後のケアはあまりしていないことが多いです。筋肉はつかったあとは、ケアしなければ硬くなってしまいます。

3.疲労の偏り

スポーツを行う場合も日常生活も同じですが、利き手や利き足などをつかうことで、一方向の負担が増えてバランスが崩れてしまいます。

 

身体は骨と筋肉が連動して動きます。

特に背骨は身体の軸であって、上半身と下半身を繋いでいる骨です。

動きが悪くなると首や腕、脚に与える影響が大きく、背骨が動かないことによりそれらへの負担となって痛みが出てしまいます。普段から意識して背骨を正しく使う必要があるわけです。

 

お悩みの症状やご相談などがありましたらご連絡ください。

ご予約はこちら

お電話でのご予約・お問い合わせ

06-4304-3103

診療時間 月~土 10:00~14:00、17:00~21:00

休診日 日曜祝日・第2/第4水曜日

※ご新規様の最終受付は午前診13:30、午後診20:30まで

24時間いつでもOK!
空き状況も分かる!

ページトップに戻る

電話をかける
LINEで予約