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こんにちは。
東洋医学という分野では、五臓六腑それぞれに特徴などがあります。
本日は「肝」という西洋医学で言えば肝臓の働きについてお話していきます。
東洋医学では五臓六腑を五行説というもので見ることできます。
季節でみると「肝」は「春」
方位でみると「肝」は「東」
などでそれぞれ対応するものが決まっています。
〇肝とは
西洋医学的に言えば肝臓と理解する部分にはなりますが、実は作用としては「肝」と「肝臓」は異なります。
気の流れによって肝は感情の調節や、自律神経による身体全体の機能を司る役割を担っています。
肝は樹木の様な性質を持つと考えられています。
大地の栄養素を吸い上げ、太陽のエネルギーを吸収して成長し、空に向かって枝が伸びて広がる性質を持っています。
〇肝の機能
①疏泄を司る
疏泄というものは身体の全体に「気」「血」「津液」を滞りなく巡らせることをさします。
さらに必要なところに必要分だけ配分する機能をし、全身の気の機能や消化の機能、気持ちの調整を行います。
②血を蔵す
血の貯蔵をおこなうというよりかは、身体全体の各部分に対しての血液量を調節する役割を持っています。
肝血が不足すると皮膚や髪の毛などの血と関わりの深い場所や、痺れや睡眠の障害などといった症状が出やすくなります。
肝血には肝陽の亢進を抑制する物質があり、高血圧といったような状態を緩和させる働きがあるので、東洋医学では高血圧の治療としては「肝」を使って主に治療します。
さらに肝血には「目」「筋」「女子胞」といった組織に特別な栄養素を提供し、出血を止める大切な働きも持っています。
ですので不足になってくると月経時の血液量の減少、又は月経周期が早く来てしまう過多月経になることがあります。
③筋を司る
筋肉の収縮や弛緩といった動きの調整を肝がおこないます。
肝血が不足してくると、筋肉が引きつったり、痙攣や痺れなどが出てきます。
④肝は爪と関係が深い
肝が元気であると、爪も健康に美しく(良い艶やピンク色)で育ちます。
肝血が不足しがちになると爪の色が悪くなり、欠けやすくなったり、変形したりします。
⑤肝は目と関係が深い
精神疾患や興奮時などは目に特有の傾向が見られます。充血などといった反応は肝の状態を観察するものになります。
肝血が潤うということは、視力の維持、ピントの調節がしっかりと働くことで周囲を見ることができます。
イライラや怒る感情などで肝の熱が高まると、目が乾燥しやすくなります。
〇まとめ
肝は五臓六腑の中でも他の臓腑との関連性も高く、鍼などでツボを刺激する際にもよく肝に関係する部分は使われます。
足もとの方から身体の上部に向けて肝経の経絡というものが流れていますが、足もとの血流を促すことで上部にまで届きやすく肝血不足を補うという施術も可能となっております。
ストレスなどで感情の起伏が激しい、飲酒習慣が毎日で飲む量も多いなどがあると肝の働きが障害されるので、肝血の不足や調子の悪い状態が増えることがあります。
そういった肝の状態が気になる方には鍼施術がオススメです。
是非一度気になる方はご相談下さい。
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