背中のしんどさ、何が原因？

こんにちは。

本日は、背中の痛みの原因は？というお話です。

 

長時間のデスクワークや、スマホの操作時間の長さ、同じ姿勢を取り続けて背中にしんどさが出たことはありませんか？

「背中が重だるい」

「肩甲骨の内側だけが張っている感じがする」

「背中にズキズキとする痛みが走る」

などの、ご相談を受けることがあります。

 

なぜ背中にしんどさはでてしまうのでしょうか？

 

〇背中のしんどさの原因

原因として

①内臓系の疾患

②炎症系

③ストレス系

④筋肉系

が、主にあげられます。

 

①内臓系

膵臓や腎臓などの臓器の病気によって背部に痛みがでることがあります。

突然の激しい痛みが伴う場合もあります。

さらに、ガンによって背部の痛みがでることがありますが、痛みが出た時には進行してしまっていることもありますので心配な場合は早急に病院への受診が必要です。

特に、急激な体重の減少・貧血・発熱などの症状が見られる場合は注意が必要です。

 

②炎症系

姿勢の不良や、スポーツで背部に負荷がかかりすぎると炎症を起こして痛みがでることがあります。

背骨に近い部分がしんどいと炎症が起きていることがあります。

触れると熱感がみられる場合もあります。

 

③ストレス系

睡眠不足の状態や、身体的・精神的ストレスがかかっていると自律神経が乱れることがあります。

自律神経が乱れると交感神経優位の状態になることがあります。

交感神経が優位の状態が続くと、筋肉は収縮して硬くなり緊張状態となります。

そうなると、血管も収縮し血流自体も悪くなる傾向にあります。

血流が悪い状態だと発痛物質や疲労物質が滞ってしまう結果、背中に痛みをもたらします。

 

④筋肉系

最近では筋肉の疲労による背部の痛みがよく見られます。

長時間のデスクワークや長時間の立ち仕事によって背中から腰にかけて症状がでている方が多く見受けられまます。

・デスクワークの方は猫背

・立ち仕事の方は反り腰

上記の状態で過ごしていると、背中の筋肉(僧帽筋・菱形筋・脊柱起立筋)に負担がかかり、背中のしんどさや痛みに繋がります。

筋肉の緊張が強い方は、時に頭痛や吐き気を感じることもあります。

 

〇背中のしんどさの対策

内臓などの臓器の疾患が原因である背部の痛みに対しては、病院で検査を受けることをお勧めします。

その他の原因については、ご自身でもある程度予防や対策ができます。

 

・不良姿勢での長時間作業を避ける

デスクワークなど、長時間座りっぱなしの状態は避けるようにしましょう。

定期的に立ち上がってストレッチをすることをお勧めします。

さらに、デスク周りの環境を整えることができるとなお良いです。

机と椅子の相性や、パソコン画面の高さなど配置を少し見直すだけでも身体のしんどさや痛みは軽減されやすくなります。

 

・冷やすと温めるを上手に使い分ける

炎症(痛い部分に熱感を感じる場合)の際には、冷シップなどを用いて痛い部分を冷やしましょう。

炎症は基本的に過度な負荷の直後にあった痛みの際に起こります。

その後、炎症が収まってきた場合には温めましょう。

血液循環を促進することにより患部の回復能力を高める働きがあります。

温シップを使ったり、お風呂にゆっくりと浸かってあげると効果的です。

 

・痛みやしんどさを放置しておかない

痛みがあると痛み止めを服用したり鎮痛湿布を用いる方がいらっしゃいます。

鎮痛作用のある物を使用することは、決して悪いことではありませんが常用するべきではありません。

その場での痛みを軽減させているだけであり、効果が切れるとすぐに同じように痛みが戻ってくることがほとんどです。

 

・適度に運動をおこなう

日頃からストレッチや運動をおこなうと背部や腰のしんどさが軽減されやすくなります。

過度な運動や痛みが出ているときにおこなうと、逆効果になることもあるので程々の刺激でおこないましょう。

最初は、簡単なストレッチで様子をみながらおこなってあげることがベストとなります。

 

 

お仕事の環境を見直しても、痛み止めを服用しても治らない痛みには根本的治療がオススメです。

 

根本的治療とは、当院でおこなっている「骨盤矯正」がオススメです。

骨盤矯正では、全身の状態を整えながら部分もしっかりとほぐしていく施術となっております。

なぜ部分だけじゃなくて、全身をするのか？と疑問をもたれる方もいらっしゃると思います。

それは、部分だけをほぐしたとしても良くなりにくいことがほとんどだからです。

筋肉はそれぞれが連携を取り合って働いています。

背中がしんどいからといって背中の筋肉だけを触るより、腰やお尻周りの筋肉も併せて触った方が効果的であるということになります。

結果的に、全身の調整をしていく方が早く治ることにもつながります。

 

背中の痛みやしんどさが辛い方は、放置せずにご相談下さい。