股関節には「びんぼうゆすり」

股関節には「びんぼうゆすり」

こんにちは。

 

 

今回は変形性股関節症の保存療法として、「びんぼうゆすり」の効果をまとめていきたいと思います。

 

変形性股関節症とは、関節軟骨のすり減りや変形により、骨同士の隙間が少ない状態になることで、股関節に痛みが出てしまう疾患です。

 

 

変形性股関節症に特徴的な歩き方をまとめていきましょう。

脚を引きずったり、肩を揺らしながら歩行するなど、自然な歩き方ではない足取りのことを跛行と言いますが、通常歩行だと痛みが出るため、痛みが出ないように変容した歩行状態のことを指します。これは股関節に直接負荷がかからないように工夫して歩行している状態と言えます。

 

自分が気づかなくても他人に気づいてもらったり、他人の変形性股関節症を気づいてあげることができます。

代表的な跛行をまとめていきましょう。

  • 上半身が左右どちらかに傾く・・・・・股関節を支える筋肉の中でも特に外転筋の筋力が低下して、歩行時に骨盤の水平バランスが保てなくなります。 地面についている脚側の骨盤が下がったり、浮いている脚側の骨盤が下がったりします。
  • 脚が地面についている時間が短くなる・・・・・変形性股関節症では股関節の荷重時に痛みを感じるため、症状のある側の脚が地面についている時間を短くして歩こうとします。 逆に、健康な脚側の接地時間が長くなる歩行になります。
  • 小股で歩行する・・・・・股関節の可動域が狭くなり、脚を大きく踏み出しにくくなるため、小股歩行になります。
  • 上半身を揺らしながら歩く・・・・・変形性股関節症が進行すると股関節の変形が進み、患側の脚が短くなります。左右の足の長さが異なることから、脚を地面に接地したときに方が下がったような歩行になります。

 

 

 

 

 

関節軟骨には神経や血管、リンパ管がなく、栄養は関節液によって補充されています。関節液による栄養補給は関節の動きによって促されます。 関節が運動されなければ、軟骨への栄養補給が不足し、変形性関節症の発症の原因になると考えられています。

 

 

所謂、びんぼうゆすりのことを「ジグリング」と呼称しますが、変形性股関節症に対する改善が期待できると言われています。

イスなどに座った状態で「ジグリング」を行うと、股関節に余分な圧力がかからない状態で、股関節周囲の筋肉が緩んだ状態を維持しながら関節の運動が出来るので、関節軟骨に栄養が行渡り、関節軟骨の再生が促されて、変形性股関節症が改善されると考えられています。

 

それ以外にも、ジグリング(びんぼうゆすり)には下記のような効果が期待できます。

  • ストレス解消
  • 集中力の向上
  • 血流改善
  • 脚の冷えやむくみの改善
  • 老化防止

 

次にジグリング(びんぼうゆすり)のやり方をまとめていきましょう。

  1. イスに座った状態で行います。
  2. イスは足裏がピッタリ床につく高さのものを使用します。
  3. 症状のある方の脚で行いますが、バランスをとるために左右行います。両脚同時にやっても良いでしょう。
  4. 膝の角度は90度か90度以内にしましょう。
  5. 踵を床から2cm以上浮かして、小刻みに動かしたり、大きく動かしたりしましょう。
  6. 気持ち良いと感じる範囲内で行うようにしましょう。
  7. 股関節に痛みが出たら中止しましょう。
  8. 始める前には医師に相談してからにしましょう。

 

 

 

今回は、変形性股関節症の改善アプローチ法の一つとして紹介させていただきました。

 

 

 

当院では、骨盤矯正を専門に施術しております。

変形性股関節症や、その他の症状でお悩みの方は一度、ご相談ください。

 

 

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