産後の様々な不調の原因 パート①

産後の様々な不調の原因 パート①

こんにちは。

 

出産後は赤ちゃんと過ごす時間で幸せなことも沢山ありますが、ご自身の身体の変化に少しずつ気づいてくるタイミングでもあるかと思います。

妊娠前に比べて、あれ?おかしいな?と思う身体の変化の原因を知ることで、改善を図ることもできるかもしれません。

ご自身のお悩みや不調がありましたらぜひ一度原因がありそうか見てみてください。

今回は様々なお悩みの中でも「猫背」「肩こり」「腰痛」「疲れやすさ」についてです。

 

〇猫背

▷前かがみの姿勢の時間が増えることで起こる

赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したり、おむつを替えてあげたり、ベビーカーを押したりなどは全て出産後すぐに前かがみの姿勢になってしまう場面を作る要因となります。

頭の位置が肩よりも前にある時間が長くなることで背中や肩が丸くなり、猫背の姿勢になる原因になります。

猫背を改善させるためには、背中や肩が丸くなっていない姿勢を取ることが重要です。

肩が前に巻いてしまう原因になっている胸の縮こまっている筋肉を伸ばし、首や背中周辺の筋肉の状態を整えることが大切です。

家事や育児中に「今猫背になっているな」と感じた時は一度休憩を取って姿勢をリセットすることも良い方法です。

 

〇肩こり

▷重みのある頭を支える為の力みが肩こりの原因に

肩こりも猫背も原因になる姿勢は同じようなものです。

猫背と同じ様に、重みのある頭が肩よりも前にある状態で様々な作業をしていると、首の後ろから背中に津なっている僧帽筋という筋肉などが重い頭を支えるべく引き伸ばされながら力が入った状態になります。

遠心性収縮とよばれる最も筋肉に負担のかかる状態です。

前かがみの姿勢が続きやすい育児は、肩こりを引き起こしやすい状態だということです。

気づいた時に首まわしや肩まわしをすることで、筋肉の緊張を和らげる効果もあり、姿勢もリセットしやすいです。

 

〇腰痛

▷妊娠時の反り腰が出産後も定着してしまった

妊娠で少しずつお腹が大きくなってくると、重心が身体の前方に移動していきます。

そのまま身体が前に倒れてしまわない様に、重心を身体の中心に戻そうという働きで腰が反ります。

腰が反った状態が続くと腰痛の原因になっていきます。

さらに妊娠によってお腹が大きい時は椅子に座っている時間も増えやすくなります。

実は「座る」「立つ」「寝る」の順に腰への負担が大きくなると言われています。

身体の負担を減らそうと椅子に座っていることで、余計に腰痛を酷くしてしまっている可能性があるということです。

腰が反っていると必然的に背筋も緊張しますが、出産によって背筋の緊張が急に解消するわけではありません。

そのまま産後も反り腰が続きがちになり、お腹が大きくなることによって腹筋が働きにくくなり、腹筋と背筋のバランスが崩れ、腰痛の原因となります。

腰痛を解消するには、腹筋と背筋のバランスを整えることがオススメです。

 

〇疲労を感じやすい

▷筋力が落ちている状態での育児が原因かも

出産を終えたその日から育児が少しずつ始まり、赤ちゃんの抱っこ、中腰でのおむつ替え、今までの生活であまりとることのなかった姿勢や動きを頻繁におこなわなければいけません。

赤ちゃんは基本的に生まれてから1年程で体重が出生時の約3倍になるとされており、大きくなっていく赤ちゃんを日々抱っこなどの育児をすることは身体への負担を大きくします。

痛みが合っても我慢して優先して育児をすることに、夜泣きなどによる寝不足が続くとor母さん自身の体調を整える時間や、その他家事など自分自身の時間を作り出すことが出来ません。

産後でいつもより筋力が落ちている状態での育児が続くことは、疲れやすさを引き起こす大きな原因となります。

運動やストレッチなどの軽い運動には、身体を整える効果はもちろんですが、心を整える効果もあります。

少しの時間でもいいので、まずは自宅でできる簡単な運動を始めていきましょう。

 

〇まとめ

今回は「猫背」「肩こり」「腰痛」「疲れやすさ」といった産後よくあるお悩みの原因についてのお話でした。

次回産後のマイナートラブル含めで産後のお悩みの原因についてみていきましょう。

 

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