ストレッチの作用と種類

ストレッチの作用と種類

こんにちは。

 

今回はストレッチの作用や種類についてまとめていきましょう。

 

年齢とともに脚が上がらない、背骨が硬くなって動きが悪い、上半身が上手く回旋しない、などでストレッチをされる方も多いと思います。 そもそもストレッチの本来の作用は『伸ばす』よりも『ほぐす』が一番重要になります。

たとえば、ハムストリングスのストレッチです。みなさんは前屈の運動を一方向にしかやっていないということはありませんか?様々な方向に角度を変え、関節を変え、筋肉を動かす位置を変えて硬いところを探してほぐしていく方法が効果的です。

ふくらはぎの腓腹筋は2つが外側と内側にありますし、ハムストリングスという筋肉も4本(大腿二頭筋長頭・大腿二頭筋短頭・半膜様筋・半腱様筋)あります。その4本の筋肉のどこが硬いのか・あるいはハムストリングスの起始部(骨盤側:坐骨、大腿骨の後面)が硬いのか、停止部(足側:脛骨と腓骨の上端)が硬いのかによって、ハムストリングスをほぐす角度も変わってきます。

 

形だけやってハムストリングスが伸びてるな、というようなストレッチをいくらやっても、思うような効果は得られません。その筋肉全体でとらえがちですが、その筋肉のどの部分が硬くてほぐしたいのか、細かい部分を自分でいろんな角度を変えて探して「ほぐす」ことが重要になります。

 

 

ほかにも重要な事柄があります。

運動前のウォーミングアップに静的なストレッチをしてしまうことは、逆効果になってしまうということです。

ストレッチには大きく分けて静的なストレッチと動的なストレッチがあります。寝る前やリラックスするためには、静的なストレッチが効果的です。静的なストレッチというのは普段、活発に動いている交感神経を副交感神経優位にしてくれます。逆に動的なストレッチというのは、関節を動かしたり、筋肉を動かすようなストレッチをやることによって交感神経が優位に働くので、試合前のコンディショニングや、これから仕事をするときに効果的です。練習や試合前のウォーミングアップは動的なストレッチを行いますが、静的なストレッチをすると逆効果になってしまうのです。

 

さらに言うと、最近では静的なストレッチを行ったあとは、筋肉が伸びたり、ほぐされることで、一時的に瞬発力が落ちるということがわかってきました。 今では短距離走の前やジャンプ競技などの前に静的なストレッチを行う選手は少ないでしょう。プロサッカーも試合前には動きの前に行う軽い運動や動的なストレッチを行うチームばかりになっています。

 

 

ストレッチ一つをとっても様々なものがありますが、その時の身体の状態や、細かい筋肉の部分を的確にほぐしたり伸ばしたりしてベストな状態へ導くことが重要です。

 

 

お身体の状態に合わせてベストなストレッチ、トレーニング、セルフケアなど、アドバイスさせていただきます。

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