産後の骨盤

産後の骨盤

こんにちは。

 

今回は産前や産後の骨盤がどうなっているのか、どんな動きをしているのかをまとめていきたいと思います。

 

 

妊娠や出産に関係して骨盤は動きます。背骨の骨盤部分である仙骨と、仙骨左右の腸骨、二つの骨が関節する仙腸関節の動きが産前産後の骨盤の症状に関係してきます。 仙腸関節は通常3~5mm程度しか動きませんが、人間が運動する上で大切になってきます。

妊娠~出産にかけて、ホルモンの影響から関節や靭帯が緩んでいきます。特にリラキシンというホルモンが妊娠3ヵ月頃から出産までの間にかけて胎盤から分泌されることで、骨と骨を結合している靭帯が緩んできます。 靭帯が緩むことで赤ちゃんが通る産道を広げてスムーズに分娩が進むようにします。それと同時に仙腸関節や恥骨の結合が緩くなることで骨盤が不安定になります。

 

 

出産を起点として、腰痛さらには恥骨痛を感じる場合があります。恥骨とは骨盤の前側左右にある骨のことで、恥骨結合と呼ばれる部分で左右の恥骨が結合しています。上述したリラキシンの影響により、恥骨結合も開きます。この部分に痛みが現われることを恥骨痛と呼んでいます。

恥骨痛の原因としては、恥骨結合が開く際に引っ張られて損傷するパターン。もう一つは、骨盤の歪みが原因で恥骨に過剰な負担がかかって、痛みが発生してしまうパターンです。

 

 

恥骨痛に関しては、産褥期(産後約6~8週間)に身体の回復を最優先にして、家事などはできるだけパートナーに任せて、しっかり身体を休めるようにしましょう。また、骨盤ベルトで骨盤が正しい位置に戻るのをサポートするのも良いでしょう。また、骨盤矯正を受けることもお勧めです。当院では、姿勢矯正の観点から症状の改善を行っております。産前や産後約一か月程度から受けていただくことが出来ます。お悩みの方は一度ご相談ください。

 

姿勢の変化

胎児が成長して子宮が大きくなることでお腹が前方に突出します。このときにバランスをとるため、骨盤は前傾して、上半身が後ろに倒れ気味になり、腰部の背骨の湾曲が大きくなります。腹筋は緩まり、腰や背中の筋肉に負担がかかりやすくなります。  また、骨盤底筋群は胎児の重みにより下方に引き延ばされて本来の筋肉の緊張を維持できず、尿漏れや姿勢悪化の原因となります。

このような状態でも骨盤は出産を終えた後、自然と元に戻ろうとします。ただ、妊娠中は筋力が低下しているので骨盤が元の正常な位置に戻りにくい環境です。そういった環境の中で育児や家事で動き回っていると、本来の骨盤の位置に戻りにくく、歪んだ状態で戻ってしまいます。

 

 

酷い場合では、痛みで歩けなくなったり、脚をひきずるように歩くなど、生活自体に影響が出る場合があります。 赤ちゃんの育児にはお母さんの健康な身体が必要不可欠です。

お悩みの症状や姿勢の歪み、違和感や産後の体重の増減、産後のスタイルの変化が気になる方は当院までご相談ください。

 

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