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こんにちは。
最近「膝が痛い」というお声をいただきます。
12月になり冬らしく気温も下がってきたことが原因になっていることもあるかと思いますが、膝が痛くなる原因とは何でしょうか。
本日は、膝の痛みがでる状態についてです。
〇変形性膝関節症
変形性膝関節症は、基本的には60代以降の方に発症がみられやすくなります。
女性の方が男性より倍なりやすく、運動不足が目立つ方、肥満体型、膝を痛めたことがある方は要注意です。
膝関節部分の軟骨がすり減ってしまうことで痛みがでてしまうものです。
軟骨は関節同士が動く際のクッション材の役割をしているため、加齢とともにすり減ってしまうと膝への衝撃が吸収されず直接間接同士がぶつかってしまうという状態になります。
直接ぶつかることが続くと骨が変形し炎症を起こしやすくなります。
炎症を起こすと、炎症症状として水が溜まったりもします。
日本人の骨格としてО脚である方が多い為、内側の膝が変形しやすく痛みも内側に出やすいと言われています。
▷症状
〇半月板損傷
半月板は内側と外側にあり、大腿骨と脛骨の間にあります。
強い負荷のかかるスポーツや激しい動きで膝に衝撃がかかりすぎると、半月板が損傷し炎症を起こし痛みが出るようになります。
加齢によって半月板にすり減りがみられている方は、より少しの衝撃で損傷しやすくなります。
▷症状
〇靭帯損傷
膝の靭帯は4つで構成されています。
前十字靭帯・後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯などです。
大腿骨と脛骨をあいだで繋ぎ、安定させる役割があります。
スポーツによってのケガや交通事故で膝に強い衝撃や負荷がかかると靭帯が損傷しやすくなります。
急な膝の痛みでレントゲンを撮っても分かりにくく、MRIできちんと診断される方が良いとされます。
▷症状
〇鵞足炎
脛骨(膝)の内側に位置する3つの筋肉(半腱様筋・薄筋・縫工筋)に負担がかかるような運動やパフォーマンスによって炎症を起こした状態です。
十分な準備運動をせずにおこなったり、急に激しい運動を長時間する方に多く見られます。
▷症状
〇腸脛靭帯炎
ランナー膝とも言われ、マラソンなどの長距離ランナーに発症しやすいと言われています。
お尻から太ももの外側を通って脛骨まで位置する靭帯で、膝の曲げ伸ばしを繰り返すと靭帯と骨の間に摩擦が生じ、炎症を起こすものとなっています。
長距離スポーツをされる方以外でもオーバーユースで身体を使っている方にもみられやすいものとなっています。
▷症状
〇膝蓋靭帯炎
ジャンパー膝とも言われ、ジャンプ競技(バスケットボール・バレーボールなど)をしている方に多く見られます。
膝蓋腱は膝蓋骨(膝のお皿)と脛骨の間に位置し、膝の曲げ伸ばしをサポートする腱となっています。
膝の曲げ伸ばしを頻繁に繰り返すことで負担がかかり炎症を起こすもので、10代~20代の男性に対しての割合が高くなります。
▷症状
そのほか、関節リウマチなどもあり膝周りには負荷がかかりやすく、痛みが出やすい部位となっています。
〇改善方法
▷運動や筋トレ
筋力が不足している状態であると膝に負担がかかりやすいため、それぞれの筋肉や部位に対したトレーニングをおこなうことがおススメです。
▷ほぐしやストレッチ
運動や筋トレをおこなうだけだと筋肉が硬くなりやすい為、運動効果を出す為にも膝周辺の部位を柔らかく保つことが大切になってきます。
可動域を大きくすることも膝の負担を減らすことにつながる為ストレッチも有効的だと言えます。
〇まとめ
膝などの関節部分は、放置するだけ痛みが長引きやすい傾向にあります。
炎症症状が起きている場合は、鍼施術などもお勧めです。
ほぐしでアプローチすることが出来ない状態である場合も鍼だとアプローチできる他、膝の中のほうまで刺激することが可能となります。
膝の辛い痛みでお悩みの方は、放置せずに早めに対処するようにしましょう。
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