ニキビ肌の原因とは? ~パート②~

ニキビ肌の原因とは? ~パート②~

こんにちは。

 

前回はニキビできてしまう原因や症状、種類についてでした。

今回は女性ホルモンとニキビは密接に関係しているので、そちらについてになります。

 

〇そもそも女性ホルモンって?

女性ホルモンは「エストロゲン」「プロゲステロン」と二種類存在しています。

女性の生殖器官や女性特有の作りなどの機能や働きを調整することで、女性の健康にかかわっています。

 

「エストロゲン」女性の第二次性徴の発現、骨密度の維持、皮膚の健康、心臓や脳の働きの保護に関与

 

「プロゲステロン」:妊娠を維持するための子宮内膜を肥厚させ、卵巣から排卵された卵子と男性からの精子を受精させる準備する役割

 

女性の月経周期によってエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が変化しますが、変化によってニキビや肌荒れのようなトラブルが起こりやすくなります。

 

〇なぜ女性ホルモンのバランスでニキビができる?

まだハッキリとは解明していませんが、女性ホルモンのバランスの変化がニキビの発生に関わっているとされています。

▷皮脂の量の変化

女性ホルモンが多くなる時期には、皮脂腺の活動が盛んになり皮脂の分泌量が増加します。

皮脂が増加するということは、毛穴が詰まりやすくなりニキビが発生するリスクが上がります。

▷皮膚の変化

女性ホルモンのバランスが変化すると皮膚のバランスにも影響を与えます。

特にプロゲステロンが増加することで、皮脂の中でも特定の脂質だけが変化し、より毛穴を詰まらせる要因となります。

▷炎症反応

プロゲステロンが増加すると炎症反応を抑制するサイトカインという物質を阻害し、炎症反応を促進させニキビの炎症を悪化させることがあります。

▷皮膚の角質化

皮膚の角質化というのは、表皮の新陳代謝(ターンオーバー)のことを指します。

角質化に何かしらの異常が起きると、毛穴詰まりや炎症を起こしやすくニキビの発生に繋がります。

 

女性ホルモンのバランスの変化によってニキビは基本的にはできやすくなりますが、個人差や環境要因も加わってくるのでその人によって様々です。

 

〇それぞれの月経周期期間によっての違い

生理周期は女性ホルモンの分泌によって大体規律が付けられています。

▷排卵期

生理周期の中で最も女性ホルモンの分泌が盛んになるのが排卵期です。

エストロゲンの分泌が多くなると皮脂の分泌量も増え、過剰な分泌になってくると皮脂が詰まりやすくなります。

白ニキビや黒ニキビが発生しやすくなります。

▷黄体期(月経前期)

黄体ホルモンと言われるプロゲステロンの分泌が増加する時期です。

プロゲステロンの作用によって皮脂のバランスが変化するので毛穴詰まりを起こしやすくなります。

さらに炎症を促進させる働きによって、炎症の起こるニキビを作ることも。

 

〇まとめ

排卵期と黄体期以外の生理周期では、比較的ホルモン分泌が安定していることが多い為、ニキビは出来にくい傾向にあります。

しかし、生活習慣の乱れや環境の変化、ストレスや個人差によってもニキビはできやすくなるので必ずできやすい生理周期にだけ出来るというわけではありません。

ホルモンバランスの変化によってできるニキビの予防には、生理周期の変化に合わせたスキンケアや食生活の調整をおこなうことが大切です。

皮脂が多く分泌される時期には、皮脂の量を抑えられるスキンケアや、揚げ物などを控えることなどが重要となります。

もちろんストレスによってもホルモンは左右されるので、ストレスを溜め込み過ぎないことも大切です。

 

ニキビ治療はすぐに解決する問題ではありません。

継続してニキビの対策や予防をおこなっていくことで、徐々に肌質の改善などが起こり予防をすることが出来ます。

皮膚科や生理を安定させてくれるピルの処方がある婦人科での相談もオススメです。

 

当院ではニキビに対しては美容鍼施術をさせていただいております。

出来てしまったニキビを即無くすような効果は薄いですが、これからのニキビ予防やニキビ跡を少しずつ改善させるのを得意としております。

何をしてもニキビが治らないというのでお困りの方は、美容鍼を試していなければ一度試してみてはいかがでしょうか。

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