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50代に多く発症することがほとんどのため、
五十肩と呼ばれています。
五十肩の別名は肩関節周囲炎ともいわれます。
症状の変化によって「急性期」と「慢性期」に分けられます。
腕を動かしたときなどに突然激しい痛みを感じて発症します。
急性期とは、肩と腕の痛みが強い時期のことです。
また、炎症がひどい時期です。
急性期は、肩を動かさなくてもズキっと痛むことがあり
痛みに悩まされる時期です。
腕や手の先にまで痛みが伝わることや、しびれをともなうこともあります。
夜寝ているときに痛みが激しくなる「夜間痛」が特徴です。
寝返りをうつだけでも痛むので、痛くて目が覚めてしまうことがあります。
急性期で重要なのは、安静にすること‼‼
痛みが起こるような動きをしない、重い物を持つのも控えましょう!
急性期に無理をして肩を動かすと症状は悪化してしまいます!
慢性期になると、痛みはほとんど治まっていますが
安静にしていれば、痛みをほとんど感じなくなります。
油断は禁物です‼
無理に動かしたり急に動いたりすると
ズキズキ激しい痛みが出てしまうことがあるので注意してください。
急性期に起きた炎症の影響で、筋肉は収縮して硬くなっています。
そのため、関節を動かせる範囲が狭まり
肩を動かしにくくなる時期が慢性期なのです。
五十肩で腕が上がらないと感じるときは、慢性期である場合が多いです。
とくに、腕を上げる動きや後ろに回す動作ができなくなります。
「肩関節拘縮」と呼ばれる運動障害です。
着替えや洗髪ができないなど、日常生活の動作に支障をきたすようになります。
慢性期になったら肩の関節を適度に動かすようにしましょう。
急に激しい運動や重い物を持ったり
肩に負担がかかることはやめてください‼
必要なのは、痛みを感じない範囲で適度に肩を動かすことです。
肩関節拘縮が改善すると、少しずつ腕を動かせるようになってきます。
慢性期は半年から1年ほど続くことが多いので、
根気よく運動療法を続けましょう。
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