妊婦さんの一番のお悩み！重だるい腰痛。

 

妊婦さんの腰痛の原因

リラキシンの分泌

妊婦の腰痛の主な原因は、「リラキシン」というホルモンの分泌が増えることです。

リラキシンとは、

妊娠が成立してから出産直後にかけて分泌されるホルモンの一種です。

赤ちゃんが産道を通りやすくする働きがあり

骨盤の靭帯を緩める役割をします。

リラキシンは骨盤の靭帯を緩めるのは良いのですが

「恥骨結合」という部分まで緩めてしまいます。

「恥骨」が緩んでしまうと身体を支える力が弱くなり

腰に負担がかかってしまいます。

これらの原因が妊婦の腰痛の原因です。

お腹のふくらみによる姿勢の変化

妊娠中期以降、お腹がどんどん大きくなり

お腹が前に出てくるようになると

身体がバランスを取ろうとするので後ろに反り気味になります。

身体を反らせると腰の周りの筋肉に

負担が集中するので、腰痛がひどくなります。

 

前駆陣痛

前駆陣痛とは、子宮の収縮によって不規則に起こるお腹の痛みです。

本陣痛のリハーサルのようなものだといわれています。

人によっては、前駆陣痛の症状として

腹痛だけでなく腰痛があらわれることもあるようです。

臨月になるとお産に向けて子宮がだんだんと下がってくるので、

腰を圧迫するようになるので、腰痛を感じやすくなると言われています。

 

妊婦の腰痛対策

姿勢に気をつける

腰痛対策として、姿勢を良くすることを心がけましょう！

立つときは、首を伸ばして下腹部を引っ込めるようにして、

お尻の筋肉に力を入れて骨盤が上を向くように意識します。

椅子に座るときは、深く腰かけて

背筋を伸ばすような座り方をすると腰にかかる負担が

少しは、やわらぎます。

背もたれが倒れるようなソファは、深く腰掛けると腰が丸まり、

逆に腰に負担をかけてしまいますので気をつけましょう。

また、骨盤が歪んで腰痛が悪化するため、足を組むのも控えてください。

寝るときの姿勢も

仰向けで寝るとお腹の重みが直接、腰にかかるので

腰痛がひどくなってしまうことがあります。

横向きの姿勢のほうがお腹の重みを感じにくいのでおすすめです。

抱き枕のようなクッションを使うと、腰への負担が少ない状態で睡眠できます。

抱き枕の選び方としては、自分の気に入ったものを使うのが一番ですが、

何よりも自分の身体にフィットするものを選んでくださいね！