交通事故に遭ってしまったら

こんにちは。

 

当院でも通っていただいていた患者様から電話で「交通事故に遭いました」という連絡がくることがあります。

身近な人やご自身で交通事故に一度以上遭ったことがある方は少なくありません。

 

大阪市のHPでは、交通事故件数についてまとめたページがあります。

 

交通事故発生件数

令和４年度から令和５年度を比べると「増加」

 

交通事故負傷者数

令和４年度から令和５年度を比べると「増加」

 

このように令和４年度と令和５年度を比較すると、発生数・負傷者数ともに「増加」していることが分かります。

特に３月や８月ごろ、長期休みが入ってくるようなシーズンに交通事故が起こりやすいということが記録上から見受けられます。

特にここ大阪は交通量も多いため全国の交通事故発生件数では毎回上位にランクインするほど日常で交通事故が大きかれ少なかれ起きています。

 

交通事故が起きた際には、その場での衝撃による目に見えた身体へのダメージもあれば、その場以降冷静になってから現れる身体的精神的ダメージとがあります。

その場の交通事故の大きさがどうであれ、身体へのダメージはしっかりと入っていることがほとんどです。

その中でもよく症状としてお伺いするのが「むちうち」です。

 

〇むちうちって？

名前だけは聞いたことがあるという方が多いと思います。

むちうちという呼び方は総称で、正しくは「頚椎捻挫」・「外傷性頚部症候群」と呼ばれます。

交通事故など強い衝撃が加わる場面において、頭が強く揺さぶられることで頭を支える首に負担が大きくかかり痛みやしんどさがでるものです。

 

〇むちうちのよくある症状

首の痛み	首の動かし辛さ
痺れ	頭痛
めまい	耳鳴り
吐き気（嘔吐）	顎関節の痛み

 

大きな衝撃に合ってからすぐに症状がでる場合もあれば、数時間から数日後に症状を自覚する場合もあります。

大きい衝撃後すぐは、皆さん気が動転してしまっていることが大半なので、気になりにくいということがあります。

症状の多くは２～３か月程で軽快をたどりますが、時に数か月以上数年単位で症状が気になることもございます。

 

〇交通事故でむちうちなど身体に症状が出てきた場合はどうすればいいの？

当院では交通事故後の後療もおこなっております。

しかし、交通事故が原因による症状の施術には「医師の診断書」が必要となります。

医師の診断書は、原則的に医療機関（病院）での医師による診断と指示が必要で保険会社などへ相談していただいた後、整骨院での後療を受けることが出来ます。

稀に整骨院での後療が認められないこともあるので保険会社とよく擦り合わせをしてから通院するように心がけましょう。

さらに、一度整形外科受診後に整骨院しか通わなかったという方がいます。

上記のような方は、交通事故の自賠責保険がきちんと適用されない場合もあります。

月に数回は整骨院に通いながらも整形外科などの医療機関も受診するようにしましょう。

 

〇当院での交通事故治療

自賠責保険が使える場合であれば、そちらの方で対応させていただいております。

単独事故である場合もご自身が加入している保険によっては、使用しながら通院していただくことも可能ですので、もし何か事故に関わった場合はご自身の加入している保険を確かめるようにしましょう。

当院に来院された際には、まず問診で身体の状態・事故状態・整形外科での診断書の有無・保険会社との連絡の有無などを確認させていただきます。

その後実際に身体の状態を触りながら状態を確認し施術にあたります。

怪我の状態によっておこなう施術も変わってくるので、なるべく痛みが伴わないような形でさせていただいております。

 

〇まとめ

交通事故に遭わないことが一番ですが、実際はかなりの件数が一か月の内に起きています。

そのなかで実際にご自身が交通事故に遭った際、初めてのことも多く分からないことも沢山あるかと思います。

そういった際も当院は交通事故の患者様をこれまで数多くみておりますので、分からないことは質問いただければ分かる範囲でお答えします。

後々にきた痛みもそのままにせずしっかりと当院で交通事故の後療をしましょう。