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こんにちは。
今回は体幹力についてまとめていきましょう。
体幹とは広い意味では、頭と手足を除いた胴体のことを言い、筋肉が表層(アウターマッスル)と深層(インナーマッスル)に分かれています。
狭い意味の体幹というと腹腔、つまり横隔膜、骨盤底筋群、腹横筋、背骨側の多裂筋のことを指します。ここが鍛えられていないと転びやすくなったり、電車内でぐらついたり、疲れやすい身体になったり、精神的にも安定しづらくなったり、様々なデメリットを引き起こします。
また、これらの筋肉が鍛えられていると、腹圧が上がり、内臓が理想的な位置にきて、下腹のポッコリお腹なども予防することができます。ポッコリお腹は体幹の筋力が弱いことなどが原因で、内臓が下腹に垂れ下がった状態のことです。この状態になると内臓の重さで反り腰になったり、背骨の理想的なラインも出にくくなります。その結果、姿勢が崩れ、肩こりや腰痛など様々な症状を感じるようになります。
ダイエットをして体重が減っても、スタイルがよく見えない、ポッコリお腹、くびれのないウエストなど、理想のボディラインにならないという方は体幹筋が弱いことが考えられます。
「動きのよい身体は疲れにくい」ということを聞いたことはないでしょうか。具体的には関節の可動域が広く、筋肉同士の連携がよく、筋力も十分にある状態です。例えば、歩く動作の際に、股関節の可動域が広いと少ない歩数で大きく歩行出来たり、あるいは、スムーズに股関節が動くことで無駄な筋力を使うこともないでしょう。さらに筋力が高ければ、疲労を感じることも少ないはずです。
さらに、体幹部のインナーマッスルが衰えると、便をスムーズに押し出しにくくなったり、便秘の一因になります。腸内には身体全体の6割以上の免疫細胞が存在しています。そのため、腸内環境が悪化すると免疫力が落ちると言われています。
腸は脳に次いで多くの神経細胞が集まっています。脳の指令がなくても機能できるため「第二の脳」とも呼ばれています。さらに心のバランスを整える神経伝達物質である「セロトニン」のほとんどを、腸が作り出しています。このセロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、幸福感をもたらし心身をリラックスさせる効果のある物質です。腸の状態が良いとセロトニンが分泌されやすくなり、ストレス軽減や精神バランスも保たれます。 体幹筋を鍛えて腹圧を高めることで、腸を活性化しましょう。
上述したセロトニンは、メラトニンというホルモンの前段階の物質です。メラトニンは睡眠リズムを整えたり、寝つきをよくしたりします。結果的に、どちらのホルモンも自律神経を整え、質の高い睡眠に繋がるので、体幹をしっかり鍛えていきましょう。
これまでまとめてきたように、体幹力を向上させると様々な良い効果が得られます。
腰痛、肩こり、スタイル、姿勢の悪さなど、お悩みがあれば一度当院にご相談ください。
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