有酸素運動と無酸素運動の違い

こんにちは。

 

有酸素運動と無酸素運動

違いはご存知でしょうか。

 

簡単に言えば…

筋肉を動かす時に酸素を必要とするか必要としないか　です。

 

運動には有酸素運動と無酸素運動との２つがあります。

各々で運動の効果などが異なってくるのが特徴です。

 

〇有酸素運動

有酸素運動は軽度～中度の負荷をかけ続ける運動になります。

酸素を消費して筋肉を動かし、体内にある脂肪をエネルギー源として消費することができ、体脂肪などの減少に効果が見られます。

▷運動の種類

ウォーキング

ランニング

水泳

サイクリング

ヨガ

▷特徴

体力などのスタミナが必要で、呼吸の仕方が運動効果を高めることもあります。

▷筋肉の使い方

継続的に動かし軽い負荷がかかります。

▷エネルギー源

酸素を消費して脂肪を燃焼しやすくします。

▷効果

持久力向上や脂肪燃焼を期待することができます。

▷使用する筋繊維

遅筋(赤筋)

 

〇無酸素運動

短時間で全力や全力に近い筋力を発揮する運動のことです。

筋肉を動かす際に酸素を消費せず、糖質をエネルギー源として使用するのが特徴です。

筋力の向上や基礎代謝向上を期待することができます。

▷運動の種類

短距離走

相撲

腕立て伏せ

ダンベル

スクワット

▷特徴

瞬発力が要となります。

無酸素だからといって呼吸を止めるわけでなく、力を入れる時に吐き、力を抜く時に吸うと効果が上がりやすくなります。

▷筋肉の使い方

瞬間的に筋肉に強い負荷をかける

▷エネルギー源

糖質をエネルギー源とします。

▷効果

筋力の向上や基礎代謝の向上が期待できます。

▷使用する筋繊維

速筋(白筋)

 

〇筋繊維の違い

筋肉を作る筋繊維というものには２種類あり、それぞれに特徴があります。

筋繊維の合計数の割合は個人差があり、だいたいが生まれつきで決まっていると言われています。

▷遅筋（赤筋）

持続力があり、スタミナ系の運動で使用されます。

マラソン選手によく発達がみられ、鍛えたとしてもあまり太くなりにくいのが特徴です。

酸素を沢山蓄えている分、疲れにくく歳をとっても筋力が衰えにくく、生まれつき遅筋が多い人は持久力の必要なスポーツが得意なことが多いです。

▷速筋（白筋）

瞬発力があり、一気に力を使う運動で使用されます。

短距離選手によく発達がみられ、鍛えると太くなりやすいのが特徴です。

使用するだけ疲れやすく、年齢とともに衰えがちです。

生まれつき速筋がある方は、瞬発力が必要なスポーツを得意とすることが多いです。

 

〇有酸素運動による脂肪燃焼

有酸素運動には脂肪燃焼効果が高くみこまれています。

一般的な脂肪は必要以上で余ったエネルギーが脂肪細胞に貯蓄された、固形の燃料のようなものです。

エネルギーとして使用するにはまず固形状態から分解しなくてはなりません。

有酸素運動をおこなうと、脳がエネルギーを必要とします。

アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌されますが、こういったホルモンが脂肪分解酵素を活性化させることで筋肉のエネルギー源として脂肪を燃焼させることができます。

 

脂肪燃焼は運動を開始してから約２０分後から始まると言われています。

開始直後は糖質を利用してエネルギーを作りますが、糖質が無くなってくると脂肪を分解利用してエネルギーとして使い始めます。

脂肪をエネルギー源にするのが糖質を上回るまでが運動開始後２０分と言われています。

 

脂肪燃焼効果を一番発揮するのは「無酸素運動」→「有酸素運動」です。

▷「無酸素運動」→「有酸素運動」

無酸素運動である筋トレを２０分おこなった後、脂肪燃焼効果が高まっている状態で有酸素運動のランニングを１５分をおこなうと脂肪燃焼率が約５０％で燃焼効率が良いですが。

▷「有酸素運動」→「無酸素運動」

無酸素運動であるランニングを２０分おこなった際に使用されるエネルギー源は糖質で２０分以降はエネルギー不足になります。

成長ホルモンも分泌されにくくなるので脂肪燃焼効率が約２０％程になり効率が悪くなってしまします。

 

〇まとめ

健康ブームによって２４時間ジムなども増えてきて利用する方も増加している傾向にあります。

初めて利用するなぁという方は分からないことが多いと思いますが、しっかり続けることで効果を発揮できる可能性が高いです。

当院でも運動指導や岩盤浴に入りながらEMSを受けていただくというメニューもおこなっております。

健康のために様々なことが気になっている方は是非ご連絡ください。

松屋町鍼灸整骨院HP