筋肉痛の正体と原理

筋肉痛の正体と原理

こんにちは。

今回は筋肉痛についてまとめていきましょう。

 

  • 筋肉痛とは?

筋肉痛とは運動によって起こる筋肉の痛みのことです。一般的に運動が終わった数時間後から数日内に起こる、遅発性筋痛のことを筋肉痛と呼びます。 普段慣れない運動を行ったときや、急激に強度の強い運動を行うと筋肉痛が起こりやすくなります。

 

筋肉痛のメカニズムはハッキリと解明されていない部分もありますが、傷ついた筋繊維を修復しようとするときに生じる痛みであると言われています。

 

普段使わない筋肉を急に使ったり、同じ筋肉を使いすぎたりすることで、筋肉を構成する線維や周辺の結合組織に微細な傷がつきます。  損傷した筋繊維を修復するために、白血球などの血液成分が集まります。この際に傷がついた箇所に炎症が起き、刺激物質である、ヒスタミンやブラジキニン、セロトニン、プロスタグランジンなどの物質が生産されて、筋肉を包んでいる薄い膜である、筋膜に刺激が入ります。その刺激が感覚中枢を介し、痛みとして脳が感じとります。

 

まとめると筋肉痛は、傷ついた筋繊維を修復しようとした際に炎症が起き、そこで生成された刺激物質が筋膜を刺激して起こる、と言われています。

 

 

  • 時間を置いて筋肉痛がくるのは何故か?

筋繊維そのものには痛みを感じる神経がありません。痛みは筋繊維で生じた炎症が広がって、発痛物質が筋膜に届くようになってから感じるため、時間差があると言われています。 

普段からよく動かしている筋肉には、筋肉に血液を送る毛細血管がよく発達しています。一方、あまり使っていない筋肉には毛細血管が十分に巡らされていません。 そのため、急激に筋肉を動かしても、損傷した筋繊維に血液成分が集まるまで時間がかかり、さらに発痛物質が生産されるまで時間がかかるとも考えられています。普段からよく筋肉を使っている人は、少々筋線維を痛めても修復がすぐに進むため、筋肉痛が起こりにくいのかもしれません。

ちなみに歳をとると、筋肉痛を遅くに感じると言われていますが、これも医学的に正しいと解明されているわけではありません。同じ運動をした後の筋肉痛の出方に、年齢による時間差は認められなかった、とする調査報告もみられているので、筋肉痛が遅くきたから歳をとったと感じる必要はありません。

 

 

  • 筋肉痛になりやすい運動

私たちが運動するとき、筋肉が収縮されて関節を動かし、力を発揮しています。 筋肉の収縮運動は3種類に分けられます。

 

  1. 筋肉(関節)が伸びながら力を発揮する伸張性運動:重い荷物を下ろす、階段を下りるなど
  2. 筋肉(関節)が縮みながら力を発揮する短縮性運動:重い荷物を持ち上げる、階段を上るなど
  3. 筋肉(関節)が伸縮なく力を発揮する等尺性運動:腕相撲など

 

このうち、特に筋肉痛になりやすいのが、伸張性運動です。力を発揮する際、筋肉は収縮しますが、さらに関節が伸びて、筋肉に引き伸ばされる力がかかると、筋線維への負荷が大きくなるため、損傷が起こりやすくなるためです。

筋肉痛を避けたい場合は伸張性運動を避けると良いでしょう。

 

上記の通り、筋肉痛は刺激物質による発痛作用なので、全身の循環が上がると刺激物質が流され排せつされるので、改善されやすいです。

 

当院の施術で全身循環を改善しましょう。

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