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こんにちは。
今回は理想的な寝姿勢についてまとめていきましょう。
理想的な寝姿勢
寝姿勢には大きく分けて仰向き、横向き、うつ伏せがあります。まず、睡眠中によくとられる姿勢である仰向きと横向きに関してまとめていきましょう。
仰向き
適切な枕を用いて、頸椎に過剰な屈曲や伸展がなく、立位よりも首の前弯をやや減少させて、顎を軽く引いた姿勢が理想的です。頸椎・胸椎・腰椎のカーブも正常な緩やかな生理的湾曲が保たれているのが理想的です。
横向き
横向きにおいては、適切な枕を用いて、頸椎に過剰な側屈や回旋が加わらず、顎も軽く引けた姿勢をとることが重要です。仰向き姿勢と同様に、頸椎・胸椎・腰椎のカーブも正常な生理的湾曲が保たれているのが理想的です。
枕が原因で生じる不良寝姿勢
仰向き
枕を使用しないと、頸椎の進展が増強し、顎が前に突き出ることになります。胸椎上部では代償として過剰な屈曲を生じてしまいます。この姿勢は、頭部前方位と胸椎上部屈曲を増強することになります。いわゆる、ストレートネックの状態です。舌の下方位も生じ、将来的に嚥下障害をきたす可能性があります。
逆に、枕が高いと頸椎が屈曲位となり、胸椎上部から中部に長い過剰な屈曲を生じ、腰椎の前弯は減少します。この姿勢は、肩甲挙筋や僧帽筋上部線維に伸張ストレスを生じさせ、ストレートネックとなで肩を助長するおそれがあります。神経も伸張され痛みを生じることがあります。なお、枕の高さが合っていても、寝具が柔らかすぎると胸部や腰部が寝具に沈み込んでしまい、枕が高く感じますので注意が必要です。
横向き
枕を使用しないと、頸椎のベッド側への側屈が増強し、胸椎上部にもその側屈が波及してしまいます。天井側の椎間関節は離開することで屈曲傾向が増し、ベッド側の椎間関節は圧縮されることで伸展傾向が増すことになります。この姿勢は、側弯症あるいは骨盤の左右差(天井側の腸骨稜が低くなる)が生じる可能性があります。
逆に、枕が高いと、頸椎の天井側への側屈が増強し、胸椎上部にもその側屈が波及してしまいます。天井側の椎間関節は圧縮されることで伸展傾向が増し、ベッド側の椎間関節は離開することで屈曲傾向が増すことになります。この姿勢は、側弯症あるいは骨盤の左右差(天井側の腸骨稜が高くなる)が生じる可能性があります。
同じ側を下にする習慣によって起こる不良姿勢
また、正しい枕の高さでも、いつも同じ側を下にして寝る習慣がある場合には、下方になる肩甲骨が外転して前方に変位し、僧帽筋下部線維や菱形筋が伸張されてしまいます。あるいは、胸郭が大きく上肢の重いケースにおいては、上になる上肢の重みにより、上方になる肩甲骨が外転方向に引っ張られて、上腕骨頭が前方に変位し、僧帽筋上部線維が優位となり、筋活動が過剰となってしまいます。下肢に関しては天井側の下肢をベッド側の下肢より前にすることで、天井側の寛骨が後傾、股関節屈曲・内旋を生じることになります。これらによって骨盤の左右の前傾と後傾のアンバランスを生じる可能性があります。
寝姿勢によって、身体の歪みや疲労蓄積に繋がる場合があります。
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