筋膜のつながり(解消編)

筋膜のつながり(解消編)

こんにちは。

 

今回は筋膜のつながりをケアするポイントなどをまとめていきましょう。

 

筋膜は全身の筋肉を包む薄い膜でボディスーツのように全身を包みます。筋膜が筋肉に癒着すると他部位に不調が起こったりします。代表的な筋膜のつながりは全身に12本あり、各面から身体を支えています。つながり上の筋肉を一部ゆるめるとその同じつながりに属する他の筋肉も動きやすくなります。

代表的な筋膜のつながりと、セルフケアを行う際のポイントを紹介します。

 

  • 前の繋がり

・頭皮筋膜-乳様突起-胸鎖乳突筋-腹直筋-恥骨 下前腸骨棘-大腿直筋(大腿四頭筋)-膝蓋骨-前脛骨筋-長趾伸筋-短趾伸筋

セルフケア

このつながりでのセルフケアのポイントは腹直筋と大腿直筋です。腹直筋~胸骨エリアを上方に持ち上げるようにゆるめることで胸が張りやすくなり、結果的に頭の位置を後ろに戻します。大腿直筋をゆるめることで骨盤前傾への引っ張りが少なくなり、骨盤を水平に保ちやすくなります。骨盤のポジションが変わることでさらに前面のつながりが引き上がりやすくなります。

 

  • 後ろの繋がり

・帽状腱膜-後頭下筋-脊柱起立筋-仙骨-ハムストリングス-腓腹筋-アキレス腱-足底筋膜

セルフケア

このつながりで短縮しやすい部位は首の付け根、ハムストリングス、ふくらはぎの筋肉などです。頭が前に出ていると首や背中の筋肉が頭に引っ張られて伸張して固まっていることが多いです。伸びて固まった筋肉は使ってあげることが重要です。四つん這いで身体を反ったり曲げたりするキャットアンドカウなどの運動がおすすめです。

 

  • 横の繋がり

・胸鎖乳突筋、頭板状筋-肋間筋(内、外)-腹斜筋(内、外)-外転筋-腸脛靭帯-腓骨筋

セルフケア

このつながりのポイントは2つあります。1つは左右差を少なくするようにリリースすることです。もし左肩が下がっているのであれば、左の肋間筋や腹斜筋などをリリースします。もう1つは身体を前後に分けた時に固まっている方をリリースすることです。これは「前・後ろのつながり」ではなく「横のつながり」のエリアの話です。前後を分けて考えることで、身体に奥行きが生まれてきます。

 

  • らせんの繋がり(2種類)

・脊柱起立筋-大腿二頭筋-長腓骨筋

・頭板状筋-菱形筋-前鋸筋-外腹斜筋-内腹斜筋-大腿筋膜張筋-腸脛靭帯-前脛骨筋

セルフケア

上半身では菱形筋、前鋸筋、外腹斜筋のバランスをとることが重要です。身体が丸まっている人は、外腹斜筋や前鋸筋を伸ばし、肩甲骨を後ろに戻すようにリリースします。良い姿勢を意識しすぎて肩甲骨と背骨の間が狭くなっている場合は、首と肩を繋ぐ菱形筋をゆるめることで肩甲骨の位置を正常に戻します。

 

不調の原因は筋膜のつながりにあるかもしれません。痛みの出ている部位だけを考えずに身体全体の繋がりを意識することで改善できることもあります。

お悩みの症状やご相談などがあれば下記からご予約ください。

ご予約はこちら

お電話でのご予約・お問い合わせ

06-4304-3103

診療時間 月~土 10:00~14:00、17:00~21:00

休診日 日曜祝日・第2/第4水曜日

※ご新規様の最終受付は午前診13:30、午後診20:30まで

24時間いつでもOK!
空き状況も分かる!

ページトップに戻る

電話をかける
LINEで予約