良い姿勢をとるために(歩行)

良い姿勢をとるために(歩行)

こんにちは。

 

今回は良い姿勢をとるための歩行についてまとめていきましょう。

 

姿勢を良くすることは、一時的な努力で終わるものではありません。日々の生活の中で継続的に取り組む必要があります。その中でも特に重要なのが「歩行」です。寝たきりでない限り、歩行をしない日はありません。歩行によって姿勢を正すことが出来れば一石二鳥ですよね。歩行で継続的に姿勢を良くしていく方法をまとめていきましょう。

歩行は全身運動であり、姿勢の癖がそのまま反映されます。

猫背の人は歩く時も前かがみになりがちですし、反り腰の人は歩く時も腰が反った状態になります。つまり、歩き方を改善することで、自然と良い姿勢を身につけることに繋がるのです。

 

さらに、歩行は自分の身体の軸や重心の位置を意識する絶好の機会です。足の裏からの感覚を感じながら自分の身体の状態を把握することができます。また、街中で他の人の歩き方を観察することで、自分の癖に気づいたり、改善点を見つけたりすることもできます。さらに歩行は特別な時間や場所を必要とせず、日常の中で自然と姿勢と向き合える貴重な機会とも言えます。

普段、どれだけ姿勢を意識していても、歩くという何気ない動作の中でこそ無意識の癖や身体の歪みが浮き彫りになります。

 

では、歩き方を良くするためにはどうすれば良いのでしょうか。

まず、良い歩行とは何かを理解する必要があります。良い歩行とは、『効率の良い歩行』のことです。効率が良いとは、つまり、エネルギーが無駄にならないということです。多くの人は歩く時のエネルギーは足で蹴るような力から生まれると思っています。しかし、これは大きな誤解です。

実は、歩行において最も重要なのは、無駄なエネルギーを出さないことなのです。

歩行のエネルギーは、足の力ではなく、重心の位置を制御することで生み出されます。まっすぐ立っている状態では重心が高い位置にあり、足を前に踏み出すと重心が低くなります。この高低差がエネルギーを生み出すのです。

つまり、効率の良い歩行のためには、姿勢を良くして重心を高くする→しっかりと足を前に踏み出すことが必要です。これには上半身の姿勢改善と脚の機能を総合的に高めることで実現できます。

 

意識するポイント

1.足の裏の感覚に集中する

かかとで地面をしっかりと捉え、体重が乗っていくのを感じながら足の指で地面を優しく掴む感覚を養ってください。そして、歩くたびにかかとから指先へとスムーズに体重移動させていきます。

2.歩くリズムを意識する

リズムが良いかどうかは、歩くバランスのバロメーターです。体幹が安定し左右均等に体重移動ができていると、自然と心地よいリズムが生まれます。このリズムは、歩行の際に重要な重心の上下動をスムーズにし、無駄なエネルギーロスを抑える役割を果たします。逆にリズムが乱れている時は、どちらかの脚に負担がかかりすぎている、または体幹が不安定になっている可能性があり、効率的な歩行を妨げているかもしれません。

3.上半身の姿勢を整える

まるで天井から頭が糸で吊られているようなイメージで高い姿勢を保つことで、重心が安定しエネルギー効率が一気にアップします。

良い姿勢を維持するためには、歩行を根本的に良くする必要があります。日々の歩行を意識し、改善していくことで自然と良い姿勢が身に付き、維持できるようになるのです。

 

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