子供の腰痛は注意!!

子供の腰痛は注意!!

こんにちは。

 

今回は子供の腰痛についてまとめていきたいと思います。

 

 

 

子供でも腰痛を訴える場合があります。

ギックリ腰のような急性の症状の場合が多いですが、常にダルさや重さ、痛みなどを抱えている場合は要注意です。

子供は運動量が多く、体内循環も良いため、ほっておけば治る場合もありますが、長引いてしまう場合や他の病気が隠れている可能性もあるので注意が必要です。目安として腰痛が2週間以上続く場合、一度検査が必要だと考えます。

 

子供の腰痛が2週間以上続く場合の約半数が腰椎分離症という病気であると言われています。

 

 

腰椎分離症とは

 

腰椎分離症とは、成長期に発症する腰の骨の疲労骨折です。子供は骨と筋肉の成長のバランスが悪い時期があります。骨に対して筋肉が強い、筋肉に対して骨が強く成長している時期など、その時その時で、個人差があります。

腰を捻ったり、反らしたりする動作を繰り返すことで、骨が筋肉の引っ張る力に負けて骨折してしまうことがあります。これを疲労骨折といい、成長期のお子様でスポーツをしている子供に多いとされています。

また、腰椎分離症は遺伝の要素もあり、もともと腰の骨が弱い部位があったりすると、普段スポーツや運動をしていない子供にも起こります。

 

整形外科ではレントゲン検査が行われ、場合によってはMRI検査を行う場合もあるでしょう。

 

 

 

腰椎分離症は症状の進行具合によって治療方法が変わります。

骨折してから間もない初期の場合は骨が元通りにくっつくことを目指します。運動を休止し、腰のコルセットなどで安静を図り、骨癒合を目指します。

その期間は一般的に3ヶ月程度、もう少し症状が進行している場合はそれ以上の期間が必要となることもあります。

 

 

この初期の段階に治療を行うことがとても重要になってくるので、子供が腰痛を2週間以上訴えたら、整形外科などを受診するようにしましょう。

 

骨折が進行している場合は、骨が元通りくっつくことが難しくなる場合もあります。中学生や高校生などスポーツを行う年齢において、長期間の運動休止や骨癒合が目指せなくなると、治療の方針も変わります。  痛みがでにくい身体をつくっていくことが重要になるのでストレッチやコルセットなど腰への負担を減らし、スポーツを再開しながら症状の軽減を目指します。

 

 

重要になる身体づくり

下肢の柔軟性が低い場合、腰への負担が強くなってしまうため、下肢のストレッチなどを行います。そのほか、股関節周辺の筋肉の柔軟性アップや体幹筋のトレーニングなども大切な要素となってきます。

 

疲労骨折には栄養を摂取することも重要になってきます。骨にとって良い食材としてカルシウムが豊富な乳製品とこれらの吸収を高める鯖などの青魚やキノコ類、タンパク質、ビタミンなども大切になってくるので積極的に摂取しましょう。

姿勢の改善やスポーツ中のフォーム改善なども有効な改善ポイントとなります。

 

 

とても重要なのは、早期に骨折を見つけてあげることです。子供が腰痛を2週間以上訴えたら、一度、整形外科を受診しましょう。

 

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