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こんにちは。
今回は産後のダイエットについてまとめていきましょう。
妊娠すると、女性の身体は脂肪を溜め込もうとします。これを妊娠脂肪といいます。この脂肪が溜まってしまう理由として、二つ考えられています。一つは妊娠を継続しやすくするためであり、もう一つは出産後の乳児の栄養を確保するためです。
人は霊長類の中でも唯一、脂肪を蓄えることができるという特徴があります。 妊娠時に栄養の失調が起こってしまうと、胎児の成長に大きな影響を与えてしまうため、人は脂肪を溜め込むのに適した進化をしてきたと言えます。この脂肪が、多少の食料不足があっても胎児に安定した栄養を与え、妊娠を継続させてくれるように働きます。
さらに、この脂肪は胎児期だけでなく、乳児のためにも使われ、母乳の原料となります。妊娠脂肪は授乳を行う際の原料となって、急速に発育する乳児の栄養を担います。
妊娠による体重増の内訳をまとめていくと、仮に10kgの増量があったとして、赤ちゃん3kg、羊水2kg、肥大した子宮1kg、増加した血液など2kgあるので、脂肪の増加は2kgとほんの少しの量になります。
この2kgの脂肪は普通に母乳育児をしていればなくなってしまうものです。脂肪は母乳の原料となるので、育児をしている過程で2kgの脂肪はなくなってしまいます。無理にダイエットをしようとすると母乳が出なくなったり、代謝を下げてしまう原因にもなります。
出産後、身体はバラバラの状態から回復しようと働きます。 それを利用して身体を組み直すことを考えれば、身体矯正を行うのは出産後、早ければ早いほど理想的と言えます。身体は約半年で産後の身体を完成させてしまうので、出産後半年以内に矯正を始めることが出来ればベストです。 ただし、出産後、半年が経過したからと落ち込む必要はありません。半年が過ぎても身体を組み直す余地は残されています。一度バラバラになってしまった身体は適切な改善法を行わないと、その状態から完全に回復されることはありません。
産後は骨盤下口にある骨盤底筋群と腹筋が弱くなっています。膣は骨盤底筋群を貫いていますので、自然分娩の場合、赤ちゃんは生まれるときにお母さんの骨盤底筋群を損傷させながら生まれてきます。そのため産後は、骨盤底筋群が緩まってしまいます。これは、帝王切開の場合にも言えることで、程度は違いますが、妊娠により骨盤底筋群が緩まってしまいます。 骨盤底筋群は骨盤下口にあって内臓を支えています。妊娠したことで内臓が圧迫されて骨盤底筋群は緩んでしまいます。
もう一つの腹筋は、妊娠によりお腹が大きくなると腹直筋が引き伸ばされて恥骨の引き下げや胸郭の下降が起こってしまいます。 恥骨が下がると骨盤の前傾が起こり、反り腰が助長されてしまいます。 胸郭が下がればバストが垂れて内臓下垂や下腹のポッコリお腹にも繋がるのでとても大切な筋肉の1つです。
産後は骨格全体が緩んでしまうので身体に合ったトレーニングやストレッチ、矯正などで元の身体以上に整えていきましょう。
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