ふくらはぎはナゼむくみやすい?

ふくらはぎはナゼむくみやすい?

こんにちは。

 

1日立ち仕事や座り仕事をした後や、たくさん歩いたりスポーツをした後に足がダル重く感じることがあったり、脚がパンパンに感じることはありませんか。

「沢山使ったから仕方ない!」と放置していると、気づいたらいつでも疲れている状態になってしまう可能性があります。

本日は足元(特にふくらはぎ)が大切な理由のお話です。

 

〇ふくらはぎはどうして大切?

ふくらはぎはどういった働きを日常でしているかご存知でしょうか。

人間の身体は絶え間なく血液を循環させています。

心臓から送り出されていった血液は最初動脈を通って全身の細胞に酸素や栄養素を届けます。

その後、細胞から二酸化炭素や老廃物を受け取って静脈を通り心臓に戻ります。

心臓には拍動を感じ取れる程の強いポンプ作用がある為、動脈血を満足に流すことができますが、静脈血は心臓の強いポンプ作用を受けることが難しくなります。

その中でも立った姿勢の時に身体の一番下にある足に流れた血液は、心臓に戻る為に重力に逆らって戻るしかありません。

重力に逆らって戻る時に心臓の代わりをしているのが「ふくらはぎ」です。

ふくらはぎの筋肉は強く、筋肉の収縮によって伸び縮みすることで静脈を圧迫したり弛緩したりの刺激を与えます。

そういった働きによって血液が下から上えと押し上げられるということです。

こうした働きをふくらはぎは担うことから、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ筋ポンプ作用を持っています。

 

ふくらはぎの筋ポンプが弱っていると、血液が足元に溜まります。

溜まった血液中に水分が血管外に漏れ出します。

漏れ出した分の水分が皮下に溜まることでむくみとなります。

むくみの状態が進むと足に重だるさや痛みを感じるようになり、さらに進むと血液の逆流を防ぐ静脈弁が壊れ血液が逆流する「下肢静脈瘤」へと繋がる可能性があります。

下肢静脈瘤は下肢表面の凹凸や皮膚炎、潰瘍、歩行困難を引き起こすことがあります。

 

足の血行不良は女性に起きやすいといわれています。

足元の筋肉量が少ないことや、妊娠時には胎児によって静脈が圧迫され足の血流に滞りが出やすくなるからです。

 

〇ふくらはぎがむくんだり、疲れる原因は?

▷オーバーワークによる疲労

足の強度が高いスポーツや沢山歩いた日は、疲労物質である乳酸が溜まります。

乳酸が溜まると筋肉の動きが悪くなり筋ポンプの作用が低下します。

筋ポンプの作用が低下すると血行不良になり、老廃物が排出されにくくなり疲労感を感じやすくなります。

 

▷デスクワークや立ち仕事

筋肉を長時間動かさない状態は筋ポンプ作用が働きにくいので足に血液が溜まりやすくなります。

血行不良による老廃物の蓄積もみられるため、むくみや重だるさを感じる要因の1つとなります。

 

▷偏平足

足の裏には通常3つのアーチがあります。

偏平足の方は足の裏のアーチが無くなった状態です。

足の裏のアーチが無いと、歩くときにふくらはぎの筋肉が動かしづらく筋ポンプの作用がうまく機能しないようになります。

そのため足がむくむ原因となります。

 

▷靴

つま先が細くなっている靴や、ハイヒールは足のむくみを引き起こしやすくなります。

ハイヒールはつま先にグッと重心がかかり、前傾姿勢になりやすくなります。

前傾姿勢の状態だとふくらはぎの筋肉をほとんど使わないで歩くのでむくみが酷くなりやすい傾向にあります。

つま先が細い靴はギュッと狭くなっていることで足の形がくずれたり、血行不良を起こすことがあります。

 

上記のような足のむくみには、血液循環が悪くなることが大変深くかかわってきます。

血液の循環が悪くなっていることに気づいた際は、なるべく早く対処する必要があります。

放置しているとどんどん血液循環が悪くなり、元の状態に戻りづらくなります。

 

〇むくみケアには

上記でも説明した通り、むくみの原因として主なものは血行不良によるものです。

▷日々の運動

足元の血液循環は筋肉を動かすことで促されます。

毎日8000歩を目標としながら歩く事

ちょっとした足に効く筋トレやストレッチをおこなう

毎日継続してできる運動をおこなうことが良いです。

 

▷〇〇っぱなしを避ける

座りっぱなしや立ちっぱなしなど、長時間同じ姿勢でいることは足にとって負担となり、循環が悪くなる要因にもなります。

 

▷着圧タイツ

ふくらはぎの部分を着圧タイツなどの圧迫系のもので刺激すると足元の静脈血を上に押し上げる手助けをしてくれます。

仕事の時に着用することで、その後の足の疲労感が抑えられる効果があります。

 

▷湯舟につかる

シャワーだけでなく湯舟につかることが大切です。

温められることで血液循環が良くなる効果・水圧によるマッサージ効果や静脈血を押し上げる手助けにもなります。

 

▷足もとのマッサージ

マッサージをおこなうことで血液循環が促されます。

ふくらはぎの筋肉を膝の裏の方まで揉み上げて行くようなイメージで圧をかけましょう。

痛いけど気持ちいというくらいがオススメです。

 

▷鍼施術

当院でもおこなっている鍼施術がオススメです。

鍼によって硬くなった筋肉に刺激を入れることで、筋肉が柔らかくなりやすい傾向にあります。

さらに鍼によって傷がついた部分を修復しようとして血液が循環しようとするため、循環を良くする効果もあります。

鍼施術はむくみ以外にもツボ刺激によって自律神経を整えたり、体内の環境を良くする効果もあるため日ごろの身体のケアとしてオススメです。

 

〇まとめ

足もとのむくみは誰しも気になりやすい悩みです。

特に女性はスカートや細身のパンツなどスタイルを良く見せるためにも、むくみは不必要です。

場合によって酷すぎるむくみは何かしらの病気からくる場合もあります。

いつも以上にむくみが酷い場合やむくみ以外にも体調の変化がある場合は一度医療機関を受診するようにしましょう。

いつまでも健康で美しくいるためには足がとても重要です。

当院では、むくみに対しても施術をおこなっております。

ご興味がある方は是非一度ご予約下さい。

 

お電話でのご予約・お問い合わせ

06-4304-3103

診療時間 月~土 10:00~14:00、17:00~21:00

休診日 日曜祝日・第2/第4水曜日

※ご新規様の最終受付は午前診13:30、午後診20:30まで

24時間いつでもOK!
空き状況も分かる!

ページトップに戻る

電話をかける
LINEで予約