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こんにちは。
今回は様々な「痛み」についてまとめていきたいと思います。
痛みには急性の疼痛と慢性の疼痛があります。
急性疼痛とは外傷や骨折など、今受けた刺激を痛みと捉える、日常生活に必要不可欠なサインです。慢性疼痛に移行する場合もあります。
対して、慢性の疼痛は基本的に日常生活において不要で、QOL(生活の質)を下げる要因になるので、出来るだけ早く解消したい痛みです。
痛みには種類があります。代表的なものをまとめていきましょう。
関節痛、腰痛、手術後の痛みなどが該当します。
坐骨神経痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害に伴う痛みなど
上記2種類に該当しないもの
慢性の疼痛には下記の痛みの悪循環があります。
痛みが出るとストレスが貯まる
↓
交感神経が活発化する
↓
筋肉が収縮、抹消の血管収縮
↓
虚血、発痛物質の蓄積
↓
感覚神経の興奮が持続する(刺激を受け続ける)
↓
さらに、痛みが増していく
つまり、慢性の痛みを解消できないでいると、さらに強い痛みが続いてしまう状態になります。
ここからは急性疼痛を考えていきましょう。
ケガや出血などで痛みを感じることがありますが、痛みは本来、身体の警告信号としての役割があります。
身体が危険に冒された時、人は痛みを感じて危険を察知し、危険から逃れることができます。
足をタンスにぶつけたり、転んで膝を擦りむいたりした時、痛みを感じますが、その痛みの正体は電気信号です。
まず、衝撃などの刺激を受容体と呼ばれる、身体中にあるセンサーで感じ取ります。感じ取った刺激を、受容器と呼ばれる部分で電気信号に変換し、種類により分けられた神経を伝って、刺激が脊髄に伝わります。脊髄に伝わった電気信号は神経伝達物質に変化されて、最終的に脳まで伝わり、痛みとして認識されます。
この時に伝わる神経の太さや種類によって痛みの伝わる速度が変わります。
例えば、足をタンスにぶつけた場合を考えてみましょう。
足先がぶつかった瞬間、緊急性の高い鋭い痛みが真っ先に脳に伝わります。その後を追いかけるように鈍い痛みが脳に伝わります。この鋭い痛みと鈍い痛みの、伝わる速度が異なる理由が、神経の種類や太さの違いです。
最初に伝わる鋭い痛みの後、すぐにぶつけた部位をさすると、今度は足先に触れた感覚(触覚)が、痛みと同じような経路をたどり、鈍い痛みより先に脳へ伝わります。そうすると、後から感じるはずの鈍い痛みを脳が感じにくくなります。 この動作は古来から手当(てあて)と呼ばれています。 手当を行うと痛みが和らいだような感覚になるのは、気のせいではなく、科学的な根拠があるのです。
今回は痛みの種類や経路をまとめてみました。
痛みを感じるとQOL(生活の質)が下がり、気分も晴れません。
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